« 社内情報共有ツールとしてのブログ ~「社内ブログ導入・運用ガイド」(技術評論社)~:アリバイ会社officeariss | メイン | 大理石や和紙素材の次世代タッチセンサを発売 [オムロン]:アリバイ会社officeariss »

セブン-イレブン店舗でオークション商品の発送・受取:アリバイ会社officeariss

先々にはnanacoと「ヤフーポイント」の連動も
 セブン-イレブン・ジャパンは、7月11日から、「ヤフー!オークション」で落札された商品の発送や受け取りを、全国1万1740店舗で行える新サービスを開始している。出品者、落札者双方が匿名で行える仕組みが取り入れられており、また、セブン-イレブンでの受け取り完了連絡、もしくは、配送会社からの配達完了連絡を受けた後、出品者に代金が振り込まれるので、落札者が代金を支払ったのに商品が送られてこないというトラブルを防ぐことも可能になる。なお、出品者はジャパンネット銀行に口座を持っていることが必須で、配送会社はヤマト運輸か日本通運となる。ヤマト運輸を選択した場合、店頭のほか、自宅でも発送と受け取りを行うことが可能だ。

 さて、今回のサービスインの背景にあるのは、「エスクローサービス」の浸透にほかならない。エスクローサービスとは、第三者が商品配送や決済を仲介するもので、最近では専業の企業が誕生するなど、ちょっとしたビジネスへと発展している。ただ、欲しい品物を安値で落札するオークションの性質から、落札者がエスクローの手数料を嫌う傾向にあることはいうまでもない。そこで、ネットオークションの代名詞自ら乗り出す本サービスでは、送料や振込手数料以外は無料となっている。

 ただ、セブン-イレブン広報担当の千本氏によると、スタート時のリアクションは「いまひとつ」とのこと。
 「出品者は月額294円を支払っている《Yahoo! プレミアム会員》。ヘビーユーザーを含め、ヤフーというポータルサイトの利用頻度が高い人が多く、こちらへはソコソコ浸透しているようだ。一方、落札者はメールアドレスの登録をするだけでいいので、サイトへの滞留率が低いプレミアム会員以外の人もかなり含まれる。出品者と落札者の間に認知度の開きは否めない」

 ちなみに、同様のサービスは楽天が日本郵政公社と組んで昨年11月から始めているが、忘れられた感すらあるのは、楽天オークションの規模が問題なのではなく、同氏が指摘する《温度差》が原因なのかもしれない。
 とはいえ、そこはコンビニ業界の首領と大ヤフーの仕掛けること。とっておきともいえる切り札が用意されている。開始80日で400万枚を突破し、国内電子マネー発行数でトップに躍り出た「nanaco」と、ヤフオクの取引成立で換算される「ヤフーポイント」を、今秋にも連動させようというのだ。

 「既にJCBの《オキドキポイント》が還元できるように、いつでも踏み切れる下地は整っている。浸透に多少なりともプラスに働くだろう」。一部、10月とも11月とも報じられているが、同氏の口ぶりからすると、もう少し前倒しになることも十分ありそうだ。nanacoで言えば、auケータイとのポイント連動施策も展開されるなど、さまざまに広がりをみせている。

 いずれにせよ、今回の意義は「認知度はともかく、24時間365日、安全な取引を楽しめるようになったこと」にある。近年、ヤフオクを巡って起こったさまざまな社会事件にはあえて触れまい。そして、一ヤフオクファンとして、今回のサービスがいずれ定着することを期待するばかりだ。

About

2007年09月12日 18:29に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「社内情報共有ツールとしてのブログ ~「社内ブログ導入・運用ガイド」(技術評論社)~:アリバイ会社officeariss」です。

次の投稿は「大理石や和紙素材の次世代タッチセンサを発売 [オムロン]:アリバイ会社officeariss」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。