米マイクロソフトは、5月18日、ウェブサイト上で様々なガジェット、音楽、ウェブページ、アプリケーションをマッシュアップし、ブラウザ上で動作するウェブアプリケーションを作成できるツール「マイクロソフトPopfly(以下、ポップフライ)」のプライベートアルファ版をリリースした。
このプライベートアルファ版は、約2000人を対象に、利用権を配布する。利用料は無料だが、招待制なので、ユーザーはポップフライサイトに登録しサイトからの招待を待つか、招待権を持つユーザーからのインビテーションを得るか、のどちらかが必要になる。
ポップフライは、プログラム経験がない人からある人まで、簡単にマッシュアップウェブアプリケーションを構築できる。「ポップフライ・クリエーター」と「ポップフライ・スペース」の二つのサービスから成り立つ。
「ポップフライ・クリエーター」は、ウェブページやマッシュアップアプリケーションを構築する、オンラインビジュアルツール。直感的なユーザインタフェースが特徴だ。まずは、マッシュアップアプリケーションを新規作成すると、画面左に、「ブロック」と呼ばれるアプリケーションに追加可能なマッシュアップパーツの一覧が表示され、使いたいものをドラック&ドロップする。さらにブロック間の連携を指定し、ウェブアプリケーションを、目で見えるカタチで構築していくことが可能だ。HTML、XHTML、CSSなどはもちろん、Javaスクリプト、Ajaxライブラリ等も使用できる。WMAや MP3、JPG、PNG、GIFなどの音声や画像コンテンツ、またVisual Studio Expressで開発したアプリも組み込める。
「ポップフライ・スペース」は、ポップフライヤー向けのSNS。作成したアプリを公開したり、共有したりするのが目的だ。
当然のことだが、ポップフライのアプリパーツ「ブロック」には、MSMニュースフィード等のマイクロソフト系のモノが多く並んでいる。その一方、 Yahoo! NewsやFlickrなどのヤフー系のモノも並ぶ。ヤフーもYahoo! Pipesというマッシュアップサービス(フィードでモジュールを繋げていくもの)を展開しているが、必ずしも競合するサービスにはならなそうだ。
逆に、一覧に全くないのがグーグル系のブロック。ブロックリストに偏りをみるとすれば、そこにマイクロソフト社の思惑があるかもしれないと考えるのは深読みか。ともあれ、ポップフライが果たしてウェブ主流時代のクリエーターやユーザーにどう受け入れられていくのか、注目したい。