非対面かつポストペイ型。カード犯罪の防止にも期待
ネット決済でクレジットカードを選んだ場合、16桁のカード番号と4桁の有効期限を入力するのが面倒で、途中で購入をやめてしまう消費者が少なくないという。また、セキュリティーに不安を感じるという声も多く聞かれるが、これらをクリアするサービスがあれば、ネット店舗での購買意欲を、もっとそそることができるのではないだろうか?
今年4月、NTTドコモは、専用端末に携帯電話をかざすだけで、買い物やキャッシングなどができるクレジットサービス「iD」に、GMOペイメントゲートウェイ株式会社の決済処理システムを接続することで、ネット決済が可能になる新サービスをスタートさせた。
「本サービスは、iモードのショッピングサイト、通常のネットショップ、通販などに適応できます。PC、雑誌からでも、掲載されているバーコードを携帯電話で読み込むことで「iD」ネット決済が可能になる。どの場合も、あらかじめiDアプリにカード情報を登録しますので、高額商品の購入を除き、お客様が購入時に番号を入力する必要はありません。通常のカード払い同様、チャージすることなく、後払いで与信枠内まで利用することができます」と話すのは、GMO ペイメントゲートウェイ株式会社、営業一部・部長の村上知行氏。
GMOペイメントゲートウェイ株式会社営業一部・部長・村上知行氏。「iDのネット決済が、ECの定番になる環境作りを目指しています」
GMOペイメントゲートウェイ株式会社営業一部・部長・村上知行氏。「iDのネット決済が、ECの定番になる環境作りを目指しています」
「iDのもうひとつの特長は、カード詐欺などの被害が防ぎやすいということです。例えば“なりすまし”や料金未払いといった、支払いのない金額を誰が払うのか? これは事業者が被害額を負担しなくてはなりません。iDは番号入力ではなく、iDアプリがカード番号を読み出しますので、カードの番号の盗み見などが未然に防げます。またカード会社が審査した上で、お客様がアプリをダウンロードするわけですから、請求先が曖昧になりにくい。お客様のセキュリティーはもちろんですが、ECサイト事業者さんも安心して導入できるサービスだと考えています」(村上氏)
iDの会員数は、約328万人(6月末現在)。カードの総発行枚数約2億9000万枚(平成18年3月末)の1%強で、市場としてはこれからではあるが、30万人/月で会員数が増えており、iD契約者は今後さらなる拡大が予想される。
「リアル店舗では、すでにiDのネットワークが出来上がっていますが、バーチャルの世界では、まだこれから。弊社が提供するEC事業者が簡単に利用できる iDのネット決済を、ERSで高い評価を得ているIVPと協力し、オプションや付加サービスとしておすすめしながら、導入しやすい環境作りを積極的に行っていきたいですね。iDネット決済は、ネットでのビジネス・チャンスを拡げる有益なツールだと思っています」