ケータイ動画市場の開拓育成も視野に
角川モバイルが、7月2日、公式動画サイト「iムービーゲート」を開設した。これは、NTTドコモ(iモード)向けに、アニメ・映画・グラビア・ミュージックビデオを配信する総合バラエティ動画サイトだ。最大の注目点は、大手コンテンツホルダーである角川グループが、公式サイトで、その膨大なタイトルを発信することだろう。角川映画の名作、角川書店・メディアワークスのアニメ作品や、人気グラビアアイドルの動画、人気アーティストのミュージックビデオなど、バラエティに富んだコンテンツが配信されていくことになる。
ケータイ動画市場の開拓育成を行うことを狙いとしているため、想定ターゲットは10代から30代。これは、30代以下の年齢層で、PCより携帯を使用する割合が高いことを踏まえている。ちなみに、角川モバイルの親会社の角川ホールディングスは、2006年NTTドコモと業務・資本提携をしており、今回の動画サイト開設は、この業務提携が具体的な形となったものである。
角川モバイルのモバイル プラットフォーム推進本部・映像コンテンツ事業本部副本部長兼統括プロデューサーである重信氏に話を聞くと、
「角川グループのシナジーを生かして、グループ会社内のサイトのハブ的役割を果たす動きの一環として、iムービーゲートが作られた」と全体的な背景を語ってくれた。また、「モバイルの動画市場の先駆者的役割を果たしたい」とも。
また、角川モバイル・映像コンテンツ事業本部長・濱田氏に当サイトの一番の魅力について尋ねると、
「苦労してこれだけ大量のコンテンツを集めた。特に映画コンテンツのラインナップの量は他にひけをとらない自信がある」と力強く語った。確かに、話題作のアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」、「キノの旅」、角川名作映画である故松田優作の主演「蘇える金狼」、原田知世主演「時をかける少女」といった作品が独占配信され、グラビアアイドルの川村ゆきえ、ほしのあき、小野真弓、ミュージシャンのスキマスイッチ、矢井田瞳などの動画も見ることができる。このように、総合的で充実したコンテンツを配信できるのは角川ブランドだからこそだろう。
今後の展開について聞くと、他社携帯会社向けの総合バラエティ動画配信サイトの開発やコミュニティサイトの設置などを視野に入れ、新サービスを開発中とのこと。