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携帯小説指南「ポケスペ編集部」 スタート:アリバイ会社officeariss

アリバイ会社オフィスアリス

編集者が語るモバイル長者へのショートカット

http://pksp.jp/pkbook/(携帯モード)

 サイバープラスは、同社が提供する無料の携帯向けホームページ作成サービス「ポケットスペース」内に、個人の投稿作品を紹介する新コンテンツ「ポケスペ編集部」を開設した。小説、ポエム、エッセイなどの投稿を受け付け、編集部がその中から作品を厳選、紹介するサービスで、動画にイラストやテキストを合成できる「ポケデコ」を使用した作品にも対応している。また、編集部では「小説の書き方講座」や、掲示板方式の悩み相談コーナー「教えて編集長」などを開設し、作家の成長支援も行う。

 現在、携帯小説の市場規模は30億円に達するともいわれ、月間17億PV、新垣結衣さん主演で今秋、映画化が決まっている「恋空」を輩出した「魔法のi ランド」のようなモンスターサイトも誕生している。ポケスペも着実にID取得者数を増やしており、現在では75万人。ケータイ向けサイト数は80万を超え、うち小説は約15万作品を数えるという。

 「書籍化されれば、人気作品は必ず文芸書ランキングに上位にくるほど。どこも出版社から提携の申し込みが絶えずあるようで、弊社も今回のサービスインでさらに盛り上がるだろう」(同社企画運営部・関口氏)。

 とはいえ、携帯小説ブームの始まりはメールの延長線上のノリ。モチベーションがあっても、ワープロを叩くより携帯を打つことに慣れた世代ゆえに「いわゆる小説として成立しているものは稀」という実情は当初から変わらない様子だ。

 「ユーザー心理は、夢半分、掲示板でのコミュニケーションを楽しむこと半分、といった印象。ポケスペはPCからのアクセスも可能だが、携帯からが 65%。つまり、文字制限の中で書かなければならないし、誤字・脱字に加えて絵文字連発なのだから、そのままは厳しい。もちろん、携帯ならではの面白さは認めつつ、他メディアとの連携が当たり前になってきた以上、弊社のような支援サービスは当たり前になっていくはず」

 成功に必要なのは、10代にアピールするキャッチーさと、大人も納得させる分かりやすさのバランスということか。先述の「恋空」ではないが、数作でいきなり答えを出し、印税生活を送るつわものは、この世界の魅力を引き立てているだけでなく、成功への指針と見立てることもできよう。しかし、これが難しいからこそ、各社の「人気クリエイターの囲い込み合戦」にも合点がいくわけである。「彼らが書けば、確実にPVが見込めるし、出版社・映画会社の引き合いが全然違ってくる。こういう事情もあって、各社、賞の募集期間は近い時期に設定している。当然、他のサイトに同じ作品を投稿することは許されていないし、期間が短ければ複数の作品を書くことは難しくなる。そうなると、実力のある人は必然と賞金、出版先など、条件のいいところで書くようになる」

 さて、携帯長者への道が開けるかどうかはともかく、最後に同氏から携帯作家を目指す諸氏にアドバイスを頂戴した。「まず最後まで書いて完結させること。ある程度のボリュームを持たせてラストまで書くことは大変なことです」。奇しくもこの言葉は「ミステリーを書く!」(小学館)で、奇才・山口雅也氏が読者に贈ったエールと一致を見る。

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2007年09月12日 19:27に投稿されたエントリーのページです。

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