アリバイ会社オフィスアリス
タブレットPCは、2002年6月にマイクロソフトが次世代PCの一形態として提唱したMicrosoft Windows XP Tablet PC Editionを搭載したモデルで、メモ書きユーティリティー、手書き認識エンジン、手書き入力ユーティリティー、音声認識エンジン、付箋紙、ジェスチャーAPI、ジェスチャー認識エンジン、スタイラス(ペン)ドライバーなどを搭載しているのが特徴だ。
そしてハードウェアは、電磁誘導式デジタイザーとペンの搭載、スタンバイ状態から即座に立ち上がること、リブートなしで縦画面、横画面をネイティブ解像度で切り替え可能、などの要項がある。
外見上の特徴として、画面部が180度回転する「コンバーチブル型」と、パネル形状でキーボードレス(もしくは取り外し可能なキーボードが付く)「ピュアタブレット型」の二種類となる。
発表当時ビル・ゲイツ氏は「今後5年間でタブレットPCはポータブルPCの大半を占めるだろう」と言っていたが、5年後の現在、タブレットPCは皆さんが知るとおりの状況だ。
タブレットPCの新たな市場を探る
ウィンドウズVistaから、タブレット機能が標準装備され、従来のPCとタブレットPCとの垣根は取り払われた。
そんな中、レノボ・ジャパンは7月27日、タブレットPCの新製品、Think Pad X61Tablet SXGA+を発売した。
インテルCentrino Proプロセッサー・テクノロジー採用したコンパーチブルタイプで、情報漏えいのリスクに対応するため、従来のセキュリティ対策に加え、BIOSレベルで直接デバイスの使用を制限できる機能「I/O Port Disable機能」や、遠隔地からでもシステムの管理や診断が可能となる「iAMT (intel Active Management Tech nology)」などを採用。
バッテリー消費を更に効率良くするため、液晶パネルの明るさやリフレッシュレート、ワイヤレス機能の停止、他、オーディオや光学ドライブの停止など、バッテリー消費に関わる様々な設定のON/OFFを、チェックボックスで簡単に行うことも可能にした。
また、間違ってファイルを消してしまったり、起動しなくなった時に、ボタン一つで復旧の画面を呼び出せるデータ・バックアップ・プログラムRescue and Recoveryを初期導入している。
従来モデルに比べて高解像ディスプレイを採用するなど、ビジネスユースに特化した諸機能が特徴のモデルだが、同社ではタブレットPCの新たな未来像を模索し続けている。
レノボ・ジャパンはマイクロソフト、東京大学とともに、「Meet Tree Project」を立ち上げ、タブレットPCを用いた新たな授業の研究を行っている。
同社広報の窪田氏によると、「学生一人一人にタブレットPCを端末として渡し、授業を進めるというものですが、手書き入力が可能というタブレットPCの特徴を活かした授業を行っております。特に数式など、キーボード入力では煩雑になる操作も、手書き入力であれば紙と鉛筆の手軽さで行えるので、従来より効果的に授業を進めることが可能になります」という。
ビジネス市場でスタートし、PDAやモバイルノートとの狭間で、ニッチなモデルとして一部のユーザーしか獲得していなかったタブレットPCだが、水面下では新たな市場を開拓するべく、着々と準備が進められている。